桃の芽接ぎ作業で【高品質な樹を得る】
こんにちは!
9月中にしておきたい作業がいくつかあります。
そのひとつが『芽接ぎ』です。
昨年、播いた種(台木品種)から育った苗に
接ぎたい品種を接ぐのです。
台木品種は『乾湿害や病気、虫などに強い台木』を使っています。
各地域によって適した台木は変わってくるので
一概にこれがいいとは言えません。
優れた台木に接ぐことで、健康で病気や虫に強い樹に育つということです。
また、当然ですが、樹も生き物なので、
同じ品種の桃でも、樹によって品質の違いが出ます。
高品質の桃を栽培するための第一歩は、
『高品質の桃がなる樹から採取した芽』を選び出し接ぐことです。
そうすることで、接いだ苗には、高品質な桃がなるというわけです。
『高品質の樹から採取した芽を接いで育った樹には高品質な桃がなり、
さらにその高品質の樹の中から良い実がなる枝を選び、それを接いでいく』
これを繰り返すことにより、同じ品種の桃でも、
他のどこにもない最高級の桃ばかりが成る樹を確保できるのです。
苗作りから自分たちで行うことで、
質の高い桃ばかりが成り、品質のばらつきを防げるです!!
今年は、全部で約100本位接ぎました。
その中からよく活着した伸びの良い苗を選びます。
接いだ品種は数品種。
その中の一つは、幻と言われる桃で、栽培者は数人だけいますが、
販売している人はいない桃です。
早ければ3~4年後には少量ですが収穫販売可能だと思います。
現段階では詳細は大きく言えませんが、ぜひ期待していただきたいです!!